堺市西区で鍼灸治療院をお探しならリード鍼灸整骨院へ!/肩こり/腰痛

・鍼灸治療とは?
・鍼灸治療の効果
・保険について/料金
・鍼治療の痛み

 

鍼灸治療とは?

今でこそよく耳にするようになった『鍼灸治療』ですが、「何をするのか」「痛いんじゃないか」分からないことが多く、 踏み出せない方もおられるかと思います。

また、「本当に効果があるのか?」「なんだか胡散臭い!」「医学的な根拠に欠ける。」など、治療を受ける前から数々の疑問と不安要素を感じ、否定的になってしまう気持ちもわかります。まずは、

 

 

WHO(世界保健機関)に認められた治療法

鍼灸治療、特にお灸などと聞くと民間療法という印象を受けますが、実はWHO世界保健機関)から認められている治療法です。いまいちピンと来ない方にわかりやすく言うと、世界の医療の最高機関です。WHOが治療効果を確認し、認めているということは、世界が認める治療法と言っても過言ではないのです。慢性疾患を中心におよそ41疾患もの症状への適応が認められており、その他、効果が確認されている疾患を合わせればその数は100疾患を優に超えます。特に、西洋医学では対応が難しく、効果が薄い疾患(ストレス疾患や精神疾患)の治療での効果が高く、最近では脳梗塞のリハビリテーションにもこの分野が活かされ始めているほどです。これからもどんどん活躍の輪を広げていく治療法なのです!

 

鍼灸治療の歴史

 

 鍼灸治療は、書物に記されているものでは今から2000年以上も前に中国で誕生した医療だと記されています。驚くことに紀元前からある医療なのです。日本には6世紀、飛鳥時代ごろに仏教とほぼ同時期に伝わり、以来が、実はもっと昔、石器時代に砭石(へんせき)という鋭い石で皮膚を傷つけ膿を出したり、瀉血(あえて出血させ、悪い血を体外に排出する古くから伝わる治療術)などを行っていたり、熱した石を体に置き温めていたことが分かっており、鍼灸治療のルーツではないかと言われています。 

 

鍼灸治療の効果

 現在行われている鍼灸治療は、東洋医学の中でも中医学(中国で生まれた医学)に分類され、人間誰しもが身体に備わっている「自然治癒力」を高めるよう働きかけ、身体へのあらゆる不利益(痛み、機能不全、心労など)の回復を促進させる治療です。ツボに鍼を刺したりお灸で温めることで脳を刺激し身体の回復を促します。外部から無理な負荷を加えるのではなく、元から身体にある機能を100%発揮できる環境を整えてあげることにより症状を改善するので負担も少なく、体に優しい治療法です。

 

 鍼灸治療には鎮痛作用があり、脳内に痛みを抑えるホルモン物質の分泌を促します。脳に痛みを伝える神経の働きを抑制し痛みを和らげます。その他にも治療ヶ所の血流量と白血球数を増加させる作用(軸索反射)があり、血流量が増えることで治療ヶ所により多くの酸素や栄養素を運ぶことが可能になり回復力の強化に繋がります。白血球は体に侵入した菌やウイルスをやっつけてくれるすごく大切な血中細胞で、増えることで免疫力も高くなります。鍼や灸をするだけで以上の効果があり、ツボを使って治療する事によりその他さまざまな治療効果が期待できます。

鍼灸治療を受けに来る患者様の中には、一回の治療での改善や完治を求めてご来院される方も少なくはありません。もちろん症状によっては1度の治療で結果がみられるものがありますが、そうしないケースがほとんどです。理由としては刺激過多による鍼あたりや灸あたりへの対策です。保険適応疾患が慢性症状ばかりなのを見てわかるように、もともと鍼灸治療は体にムリの無いよう体調を整える為の治療法です。効果を実感できずに帰られる患者様もいらっしゃるかと思います。そういう患者様は「効果がない」「自分には合っていない」と思われてしまいます。しかしそうではございません。長期にわたってのボディケアこそが鍼灸治療のもっとも得意とするところであり、真髄であると考えています。

 

鍼灸治療の副作用

 さて、ここまでは散々鍼灸治療のいいところを上げてきました。ほとんどの鍼灸院のホームページでは、説明はここでおしまい。「ぜひ当院へ!リスク0!安心の鍼灸治療を受けに来てください!」と締めくくってしまいます。たしかに鍼灸治療は「体に優しい」と記載しましたが、副作用やデメリットが全くないというものではございません。では、どういったものがあるのかご紹介いたします。

鍼あたり

全身がだる重く感じたり、熱っぽく感じたりすることがございます。マッサージで言うところの「揉み返し」と同じく好転反応です。主な原因は刺激過多です。この刺激量というのが難しく、皆一様に同じ刺激量に耐えれるわけではありません。極端な話、男性と女性でも刺激に対する許容量は変わります。また、打つ鍼の深さや本数も関係あり、例え1本しか鍼を打たなくても刺激量を増やせば鍼あたりを起こしてしまいます。「これだけ?もっと打たないと効かないよ!」との意見を患者様より頂くことがございますが、当院鍼灸師は患者様の体調などを診ながら治療の刺激量を決めております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

内出血

治療で使う鍼は極細の物を使用いたしますが、それでも細かい毛細血管を傷つけてしまうと抜鍼の際に少量の出血を伴ったり内出血を起こしてしまうことがございます。こればかりは初心者、熟練者関係なく起こりうる可能性がございます。治療に対して重篤な問題を起こすものではございませんので、ご了承の上で治療を受けていただけますようお願いいたします。

灸あたり

お灸でも刺激過多によって「鍼あたり」と同じ症状があります。「いっぱい据えれば良い」ものではございません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

火傷

灸治療を受ける方が一番心配されるのが火傷です。中にはお灸での火傷の痕を見たことのある方もおられるかと思います。れっきとした治療法として、わざと火傷を負わせるものがありますが、最近ではあんなに大きな火傷の痕が残るような治療をする鍼灸院はほとんどないかと思います。当院では台座灸と呼ばれる、もぐさと皮膚の間に隔物のついたものを使用いたします。燃焼するもぐさが直接肌には触れませんので安心して灸治療を受けることができます。

 

保険について

下記症状に該当する疾患に関しましては、保険を使っての治療も承っております。
※健康保険を使っての治療にはお医者様の同意書が必要です。同意書はこちらで用意いたします。
詳しくはご相談ください。

 保険適用疾患

➀神経痛  

②リウマチ

 ③頚腕症候群

 ④五十肩

 ⑤腰痛症  

⑥頸椎捻挫後遺症

 保険適用料金

3割負担

初診  1,000円
2回目   500円

2割負担

初診   700円
2回目    350円

1割負担

初診   500円
2回目    200円

 

 料金について(自費)

 当院では基本的には保険を取り扱っての治療を行いますが、患者様の症状やご要望、万が一同意書が頂けなかった場合には保険外治療も行っております。お気軽にご相談ください。

 

初診料(初回のみ下記料金にプラスして頂戴いたします)  1,000円

鍼または灸のみ  1,300円

鍼、灸併用    1,600円

 
 
 

鍼治療の痛み

  鍼治療が怖い方、それはどうしても「痛み」を想像してしまうからです。でも鍼灸師の先生はみんな口をそろえて「痛くないですよ。」と言います。信用できませんよね?「体に針を刺すのが痛くない訳がない!」と思うのが当たり前です。でも言わせてください。痛くないんです。ここで「痛み」のメカニズムと鍼治療の「痛みが出ない」メカニズムを分かりやすく説明させていただきます。
 

痛み(外傷)のメカニズム

人間の皮膚には触覚・圧覚・痛覚・温覚・冷覚の5つの感覚備わっており、それぞれを識別する感覚点が分布されています。痛みは痛点(痛みを感じるセンサー)が感じた痛みを神経を通って脳へ伝えます。痛点は体表に200万~400万個、1cm²あたりには50~350個あり、その他の感覚点の中で最多です。それだけ、「痛み」を感じることが人間の体にとって大切であるということです。

次に、この痛点がある”皮膚”についてお話しします。”皮膚”とは、表面から順に【表皮】【真皮】【皮下組織】の3重構造になっており、約0.5~4.0mm程の厚さがあります。この中の【表皮】(約0.2mm)はさらに表面から[角質層][顆粒層][有棘層][基底層]と分かれ、この[基底層]呼ばれるところに痛点が多く広がっております。※下参考図

 

このような構造になっているため、[基底層]まで一定以上の刺激が届かないと痛みとして認識されないわけです。また、学生の頃、体育館などで膝やひじを擦りむいた経験はございませんか?ヒリヒリ痛むのに血が出ない。よく「薄皮を擦りむいた」と言われる状態ですね。あの状態は、傷が[基底層]まで達しているが、【真皮】までは届いていない(血管は真皮までしか通っていないから)状態です。このように普段はあまり考えたことのない事でも、ちょっと理解が深まるだけで面白く感じませんか?

 

鍼治療の痛みが出ないメカニズム

痛みを感じるメカニズムをなんとなーくご理解いただけたところで、次は鍼治療がどうして「痛くない」のかご説明いたします。先ほど説明した「痛み」が発生するには痛点“一定以上”の刺激を与えなければなりません。鍼治療ではこの”一定以上”を超えない刺激で治療を行うことが最重要になります。

非常に細い鍼を使用します

まずは鍼の細さ。これは単純に細ければ細いほど痛みを感じにくいです。皮膚からの抵抗が少なく、痛点への刺激も最小限に抑えることができます。その細さは美容鍼などで使用する最細のもので0.10mm!鍼灸師が最も好んで使うものでも0.20mmほどの細さです。なかなかイメージがわきにくいので、痛い針の例として”採血の時に使用する注射針”痛くない針”蚊の口”と比べてみると、このようになります。

 

このように鍼治療に使用される鍼がいかに細いかがわかっていただけるかと思います。鍼の細さに関してはまだまだ研究と開発が続けられているため今後はもっと細い鍼や痛みを感じにくい鍼ができるかもしれませんね。

鍼管を使用します

次に「鍼管」を用いること。「鍼管」とは鍼を打つ際に使用する鍼を通す管です。この「鍼管」がものすごい優れもので、発明したのは日本の偉人、杉山和一という人物です。「鍼管」の役割は2つあります。

素早い刺入が可能になる。「鍼管」は使用する鍼の長さよりも3mmほど短いものを使用します。すると鍼を打つ際、皮膚に鍼を置くと鍼の末端が「鍼管」から3mm飛び出すので、そこを指で叩き入れます。この方法で刺入すると、鍼のみで刺入するより格段に素早くこの3mmが皮膚内部へ打ち込まれます。痛みを1番感じる皮膚表面からの0.2mmを一瞬で通過することにより、痛みを感じにくくなります。

鍼管による皮膚の圧迫。鍼を打つ際、この「鍼管」を皮膚に押し当て、圧迫しながら刺入します。皮膚を圧迫することにより、表皮を麻痺させます。正確には錯覚を利用し、痛みを感じないようにするものです。この時、先に説明した5つの感覚のうちの触覚と圧覚が反応します。つまり、「触られてる!圧迫されてる!」と皮膚が感じます。触覚、圧覚の受容器(センサー)は痛覚よりも数は劣りますが、1つ1つが大きいため、より大きな刺激として脳に伝わります。その大きな刺激が、痛みの小さな刺激の邪魔をしてしまうので痛みを感じにくくしてしまうのです。

鍼と灸について

鍼治療

太さ0.12mm~0.20mmの非常に細い鍼を使用します。この太さは髪の毛と変わらないほどの細さで、鍼を打つときの痛みもほとんどありません。それでも少し怖い、痛そう……。と思われる方のために、円皮鍼(置き鍼)※1という極小の鍼も取り扱っております。是非そちらもお試しください。

 
 

灸治療

当院では灸治療での事故(火傷や灸あたり)のリスクをなくすため、台座灸と呼ばれる灸を使用します。もぐさと皮膚の間に5㎜~3㎜の台紙を置くことにより、火が皮膚に直接触れることがなく程よい温度の灸治療が可能になりました。血行の改善やリラクゼーションに大変効果的な治療です。

 
 
 
トップ
ご予約はこちら