歩くと疲れやすい人や痛みが出る人は、土踏まずがなくなっている可能性が
土踏まずは足の裏で地面につかない部分ですが、とても重要な部分です。
なぜ重要なのかまで知っている人は少ないと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんには、土踏まずはありませんが、人が成長することに合わせて土踏まずも形成されていきます。
乳幼児期に歩行を行うことで形成されていくのですが、最近の子供は外で遊ぶ機会が少なくなったためか偏平足のままの人が増えています。
大人の人も、自分で足裏をのぞくと体重がかかっていないので土踏まずがあるように見えているのですが、立ち上げって体重が乗ると偏平足になっている人は自分が偏平足であることにきずいていないことがあります。
足の裏などが疲れやすい人は当院にて検査もしていますのでお気軽にご相談ください。
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土踏まずの構造
土踏まずは三か所のアーチからなる。(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)
一般には内側縦アーチが土踏まずとよばれています。
この三つアーチは骨と靭帯と筋肉の作用によって作られていて、靭帯は特に足底で強固に張っていて
アーチに重力がかかっても土踏まずがつぶれないようにしてくれています。(クッション作用)
下腿のアキレス腱などの腱は足弓と呼ばれる部分の下に付着してアーチが崩れないように助けてくれています。
縦横のアーチ構造は、地面に足が接地して、下向きに荷重がかかった時に、地面からの衝撃を吸収して、
足、足関節、膝関節、腰などにかかる衝撃を軽減する重要なクッションの役割をしてます。
アーチの機能 ばね作用 歩行する為に必要な踏み出す力を生む。
クッション作用
足裏にかかる衝撃を吸収してくれる働きで、
この作用がないと痛みで歩くことができなくなります。
バランス作用
片足でも安定して立つことができるようにしてくれています。
偏平足とは
赤ちゃんの頃は誰でも土踏まずのない偏平足でたいていの人は、成長にあわせて8歳頃に土踏まずが形成されていきますが、いつまでも土踏まずが形成されない人を偏平足といいます。
親からの遺伝でもなることがあります。
大人になってからの偏平足は、運動不足や加齢によって筋力が弱まることや、肥満が原因になることが多いです。
最近読んだ本の中では、過剰回内=オーバープロネーションも偏平足や外反母趾の原因になっていることが書かれていました
過剰回内=オーバープロネーションとは踵の関節が動きすぎる事で柔らかい足を作ってしまい歩行することを
正しい状態で行うことができない足の事です。
自分の足を内側に回してみて土踏まずがつぶれてしまった状態で歩いてみてください。
その状態では土踏まずがつぶれてしまうのでアーチのクッション作用 が使われなくなって
足裏から膝や腰までにすごい衝撃が伝わるので、足や膝をかなりの確率で壊すことになります。
偏平足になると過剰回内の疲れやすい足になるのでインソールを使ったり、足が崩れない丈夫な靴を履くことで
足のアーチ機能の代わりを作ることで疲れを軽減する方法もありますが足を鍛えることでも予防できます。
偏平足を予防する為のおすすめの運動です
タオルギャザートレーニングが有名です。
このトレーニングはタオルと椅子があればどこでもすることができます。
- 床にタオルを置き足を乗せます 踵はタオルに乗せないほうが動作しやすいです。
- 足の指を使ってタオルをつかみます。
親指だけでなく小指まで全体の指を使うよう意識してください
- タオルをつかんだまま繰り返し引き寄せます
- タオルをつかんで持ち上げる。
その時は、舟状骨と呼ばれる骨を持ち上げるのを意識してください。
舟状骨はアーチを作る為の重要な骨ですが、
偏平足に人はこの骨が落ちてしまっている人がおおいので、この骨を持ち上げる意識が重要です。
正しい姿勢で歩くことも重要です。 (一日8000歩を目標に)
正しい歩き方は、踵で着地して親指の付け根にむかって重心が移動する歩き方です。
この運動の目的は足の筋力アップと舟状骨を引き上げる筋力を鍛えることで足の働きを改善しようとすることです。
足の疲れをとるツボ
足三里:足の前面のひざ下で膝を曲げたときに出る線から指4本分下の位置にあります。
全身の疲労回復や健康長寿の為に毎日押してもよいツボです。
明智光秀も使っていたようです。NHKで放送していました。
飛揚:下腿後外側、腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間足くるぶしの上7寸にとる
筋肉と腱のつなぎ目でとても疲れがたまりやすい場所で、このツボは足の疲れをとるのと
腎経を刺激することで生命力が高まります。
ツボを押すときは気持ちの良い強さで押しすぎないよう注意してください。
コロナで運動不足になっている人が多いので簡単にできる運動を少しでも続けてください。 福良
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