こんにちは!!
リード鍼灸整骨院 泉佐野院の山下です。
今回は『産後になぜ前まで履けていたズボンが履けなくなった??』についてお話ししていきたいと思います。
ズボンが履けない理由としてお腹の中に胎児がいたことによって太ったからと思う人が多いでしょう。
ですが、皆さん全員が体重が増えてズボンが履けなくなった訳ではありません。
では、なぜ皆さんはズボンが履けなくなったのでしょうか??
お尻が大きくな原因
妊娠前スタイルが良くても出産後劇的に身体つきが変わりお尻周りやお腹周りが大きくなったという方がたくさんおられます。
それは皆さんが妊娠中に自然と座っている姿勢や立っている姿勢に原因があります。
バランスの良い骨盤は座っていても立っていても骨盤が立ち重心位置がとても良い場所にあります。
ちなみに骨盤はまっすぐになっているよりも約15度ほど前傾位でいるのが自然だと言われています。
ですが、皆さん妊娠中はお腹に胎児がいますよね??
大きくなるにつれ皆さんは普通に座っている姿勢も保てないほどしんどくなりますよね??
皆さんはたいてい横座りしたり、後方にもたれかかる事が多いでしょう。
歩いている時はお腹に胎児がいるため重い荷物を持ち上げた時のように後方に身体を反った状態が続きます。
その様な姿勢をとる事で骨盤の位置が変わってしまいお尻の筋肉を全く使わなくなるのです。
股関節を支える筋肉はほとんどがお尻の筋肉です。
筋肉が弱くなってしまうと関節を支えきれません。
ですから股関節が横に広がる様に見え、お尻が大きく見えてしまうのです。
そのお尻の筋肉が働きにくくなってしまった妊娠中を終え産後になってからも
お尻の筋肉を使う事を忘れてしまった身体はそのままで時が経つにつれさらに悪くなって行くのです。
さらに、女性は妊娠中ホルモンの影響で筋肉、靭帯などが緩まる事も影響を強くしてしまうのです。
お尻が働きにくくなった方へ
お尻が働きにくくなってしまった方は産後直後の方だけではありません!!
何年も前に子供を産んでその後、何もしていない方も同様にお尻の筋肉を使う事を忘れてしまっています。
忘れてしまっている筋肉はいくら筋トレをしてもなかなか上手く働く事ができません!!
こんな人がいます、お尻の筋肉をつけるために自分でジムなどに行ってトレーニングを行っていました。
ですがなかなか効果が出ないと言われました。
その人の身体を診てみるとお尻の筋肉が働く事を忘れてしまっているのです。
その人は一生懸命トレーニングを行ってくれていましたがお尻の筋肉ではなく周りの筋肉で動いていて
お尻の筋肉が動いていません!!
そうなると他の筋肉に負担がかかってしまい傷めてしまう原因になってしまいます。
ですからまずは、皆さんのお尻の筋肉を動かす練習をしたほうが効率が良いということです!!
今回ご紹介させて頂く運動はとても簡単ですので皆さん頑張ってみてください!!
超簡単お尻を復活させるトレーニング!!
Step1:グルテアルスクイーズ(うつ伏せ)
うつ伏せで寝て両足を肩幅、手をお尻に軽く置いて下さい。
その状態から右のお尻をだけに力を入れます。
2秒間維持し同様に左も行います。
左右のお尻を分離して最低5回連続収縮する事ができれば、
今度は両側のお尻を同時に力を入れます。
2秒間力を入れ、2秒間休憩を3セットほど繰り返します。
Step2:スクイーズ&リフト
うつ伏せで寝て両足は肩幅、手をお尻に置きます。
その後、上記と同じ様に右のお尻を力を入れ右足を床から5㎝程度持ち上げ2秒維持します。
2秒休憩し左側も同様に行います。
これを3セット行って下さい。
Step3:ペルビックティルト
仰向けで寝り股関節45度、ヒザを90度に曲げます。
その状態だと腰の骨が前に突き出る様になっているかと思います。
その腰骨を床の方に押し付ける様にします。
お尻の筋肉は腰の骨を後方にする働きがあるので
後方に突き出す際にお尻の筋肉も一緒に力を入れます。
その姿勢を2秒間行い10回ほど行って下さい。
Step4:ペルビックリフト
上記と同じ様に仰向けで股関節45度、ヒザを90度に曲げます。
手は胸の前に置きます。(可能であればお尻の活動を意識させるために軽くお尻に手を置くのもいいでしょう)
お尻を上げていくのですが太ももの筋肉に力が入らない様に意識しお尻の筋肉だけの力で床から5㎝ほど持ち上げます。
その姿勢を2秒間維持しゆっくりと下ろします。
それを10回程度行います。
まとめ
今回ご紹介しました運動は男性でも出産した事がない方でも
やるべき人はたくさんおられます。
自分がやるべきなのかわからない時は当院にご気軽にご相談ください。
Step1〜Step4まで順番に行う事でお尻は自然と働く様になってきます。
皆さんももうやっても遅いなどと考えず少しずつやっていくことで身体は変わっていきます。
Step1からしっかりと行ってみてください。
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