こんにちは!!
リード鍼灸整骨院 泉佐野院の山下です。
今回産後なかなか体重が減っていかない人の為に
減っていかない理由の一つをお話していきたいと思います。
これは、産後かなり時間が経っている方でも当てはまる話です。
産後皆さんはどの辺が太ったと思いますか??
お腹・お尻・太ももが多いのではないでしょうか!!
適度な運動をしたり、食事制限をしたり皆さん工夫してダイエットされていると思います。
それでもなかなか減っていかない体重!!
多少減っても出産前よりお尻が大きいままだったりするでしょう!!
それは太ももの前の筋肉「大腿四頭筋」のせいかもしれません。
産後の骨盤、重心の動き!!
だいぶ前のブログで骨盤の動きを説明しましたが、胎児がお腹で大きく育つ事により
お母さんの身体は前に突き出た状態になります。
そうなると身体全体、重心の位置が前に移動します。
その状態で数か月生活していると身体はその重心の位置などを覚え
これが普通なのだと思い込んでしまいます。
ですから産後になっても重心の位置が前に傾いてしまい身体にすごく負担をかけ続けてしまうのです。
更に産後は出産により体幹周囲の筋肉がかなり低下します。
正しい姿勢を維持する事ができません。
前に重心の位置を置いてしまった状態、体幹周囲の筋肉が極端に弱い状態で生活していると
頑張るのが上記で書いた「大腿四頭筋」です!!
大腿四頭筋の働き!!
大腿四頭筋は「大腿直筋」「内側広筋」「中間広筋」「外側広筋」の四つが集まった物です。
主な働きは膝の安定性を保ったり、膝を伸ばしたり、股関節を曲げるのに少し使われたりしますが
ここで言いたいのは姿勢の維持にも使われているという事です。
上記で書いた重心が前にいくことで前に倒れないように働くのが大腿四頭筋で
マタニティ、産後でかなり頑張ってくれています。
長期間頑張っている大腿四頭筋はかなり固くなり、動きが悪くなってしまいます。
大腿四頭筋が動かないと何に影響が??
結論から言うと動きにくくなった大腿四頭筋がその状態でずっといると
お尻や太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)も動きにくくなる可能性があるんです!!
ですから、運動してもお尻、ハムストリングスがあまり動かず効果がなかなか得られないのです。
では、なぜ反対側の筋肉までもが動きにくくなるのでしょうか?
それは大腿四頭筋の「拮抗筋」がお尻、ハムストリングスになるからです。
※拮抗筋:筋肉の運動で反対の動きをする筋肉のこと
大腿四頭筋が動きにくく固まっていると、逆の働きをする筋肉も動きにくくなってしまうのです。
逆に大腿四頭筋が動きやすい状況にいけば後面の筋肉もうまく動いてくれるので
お尻や太ももが痩せやすくなるという事です。
お尻や太ももの筋肉がある程度ついてくると骨盤周囲がしっかりしてくるので
ポッコリお腹も解消され、もとの身体に戻っていくでしょう!!
山下
この記事へのコメントはありません。