僕は40歳を過ぎてから、体の調子が悪くなることが多くなりました。
肩こり、腰痛、体力の低下、メタボリックシンドローム、高血圧など
その中で一番生活に影響を及ぼしたのが腰痛です。
そんな腰痛ですが、腰痛は原因により、大きく3つに分けられます。
・一つめは背骨の腰の部分(腰椎)からくる腰痛、ぎっくり腰やけがの急性腰痛
腰椎分離症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが、腰痛の大部分を占めます。
・二つめが内臓の病気による腰痛、胃、膵臓、肝臓、胆嚢の病気など、
・三つめがその他の腰痛で、ストレスや生活環境からくるもの、急に痛くなる急性腰痛、
慢性的に痛む腰痛動くと痛い腰痛、安静にしていても痛い腰痛など様々な種類の腰痛があります。
腰痛とは
重たい物を持ちあげるなどの動作繰り返すなどで、腰の関節部分の椎間板に
強い荷重がかかる事で筋肉や靭帯を痛めて痛みが出る事をいいます。
特に注意が必要なのがぎっくり腰と言われる急に起こる腰痛です。
これは普段生活している時の動作で急に出現します。
腰骨(腰椎)などに繰り返しの負荷や、一度に強い負荷がかかることが原因です。
一度ぎっくり腰になると、立ち上がることもできないほどの痛みが出る人も多いです。
海外では「魔女の一撃」と呼ばれるほど強い痛みが起こります。
その他では加齢による椎間板の変形でおこる椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあります。
腰痛の痛み方で腰痛が起こっている場所をつきとめる。
大きく3つの場所が考えられます。
①椎間板 ②椎間関節 ③仙腸関節 この場所から始まる腰痛がほとんどです。
簡単な診断方法があります。
・前屈して痛い場合は①椎間板
・後屈して痛い場合は②椎間関節
・その他でお尻に部分に痛みがある場合は③仙腸関節から痛みが起こっている可能性が高いです。
痛みはどこで感じるのか?
身体の中には、受容器と呼ばれる細胞があります。
振動を感じる細胞、痛みを感じる細胞などいろいろな種類が存在しています。
そこに刺激を与えると、脊柱の中の神経を伝わって脳が痛みを感じます。
虫歯で神経を抜くと痛みを感じないのは、脳まで情報が伝わらなくなるからです。
脳が痛みの情報を身体に伝える事で感じるのですが、
すごく曖昧なので自分が痛みを感じている場所と違う場所が悪くなっている場合もあるので
腰痛はお医者さんでも、原因を見つけるのが難しい疾患です。
痛みが起こった時にすればいい事
RICEの法則という、障害を負った時に取る法則があります。
Rは「Rest」(安静)、Iは「Icing」(冷却)、Cは「Compression」(圧迫)、
Eは「Elevation」(挙上―持ち上げておく)の頭文字をとったものです。
家庭でけがをした時の為、覚えておくとよいでしょう。
腰痛にならない為にすればよい事
腰痛を予防する為には、正しい姿勢をすることと筋肉をトレーニングするのが一番です。
最近は、パソコンや携帯電話を使うことが多くなり、背中が丸まった人が多く見られます。
腰は要の漢字が使われている通り身体を支える要の場所になります。
脊柱を支える筋肉には脊柱起立筋と呼ばれる大きな筋肉があります。
脊柱を立ち上げる為の筋肉の集まりです。
その中で重要なのが多裂筋という筋肉で背骨の一つ一つの動きを支えている筋肉で
この筋肉は動いていな時も身体を支える働きで骨盤に対しても重要な働きを行っている凄い筋肉です。
もう一つは腹横筋と呼ばれるお腹を守るコルセットの役目をしてくれる筋肉です。
腰痛の痛みを5~6割抑えることができる、この二つの筋肉を効果的に鍛えるためには、
インナーマッスルと呼ばれる身体の奥の存在する筋肉を鍛える必要があります。
リード整骨院泉佐野院では体幹トレーニングを勧めています。
体幹トレーニングは言葉にすると簡単ですが、やってみると難しいのでチャレンジしてください。
・一つ目は肘を曲げて背筋をのばすフロントブリッジ体操です。
1、まず、うつ伏せになり、肘を床につけます。肘の真上に肩がくるようにして、つま先立ちをします。
2、つま先と肘で体を支え、腰を浮かせる。頭から足首までのラインを一直線になるようにします。
この時に呼吸は止めず腰を反らさないように気を付けます。
(10秒ぐらいで始めて慣れたら時間を伸ばしていきましょう。)
・二つ目は横を向いて腰をグッと持ち上げるサイドニーと呼ばれる体操です。
1、横を向いて寝ます。
2、肩から足首が一直線になるように肘を90度に曲げます。
3、上半身を床から持ち上げます。
4、頭から踵が一直線になるようにします。
・三つ目は簡単なのに効果絶大なハンドニーと呼ばれる体操です。
1、四つん這いになって背中をまっすぐにする。
2、左手をあげます。 反対側の足を上げて10秒間キープ
3、左右を入れ替えて、三セット繰り返します。 背中が曲がらないように注意してください。
目標が一分間を三セットぐらいできるように頑張りましょう
腰痛についての豆知識を書かせていただきました。トレーニングを続ける事で
痛みは減らすことができるので時間のある時に試してください。
福良
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