肩の疾患で悩んでいる中高年は100万人以上いる。

肩の構造

           

肩の関節は、鎖骨と上腕骨と肩甲骨という骨で構成されています。

 

肩の痛みはどんな痛みですか?

肩の痛みの原因は、肩周囲の筋肉や靭帯の障害に対する痛みが多い

肩を構成している関節は球関節と呼ばれる様々な動きのできる自由度の高い構造ですが、とても外れやすく傷みやすいので、それを補うために多くの筋肉と靭帯が肩関節を守っています。

 

痛みの種類

一般には筋肉や靭帯などが関係する痛みは重くだるい感じの痛みが多く、炎症などがある場合は、鋭い

痛みで、夜間痛などが出てきます。

関節に伴う痛みや、骨折からの痛みは炎症が起こる場合や腫脹が見られることが多い、

それ以外では石灰が沈着して起こる、石灰性沈着腱炎という激しい痛みを伴う病気もあります。

 

 

肩の疾患の種類

1、退行性疾患   五十肩や腱板炎、肩関節周囲炎など

2、外傷      骨折、脱臼など

3.神経障害    胸郭出口症候、腋窩神経症候群など

4、そのほかの病気 頸椎疾患、糖尿病、狭心症など

 

この中で一番多い疾患が肩関節周囲炎と呼ばれる疾患で、別名 五十肩や四十肩と呼ばれる疾患です。

名前からわかるよう中高年に多く、退行性疾患にあたります。

特徴は、帯を締めるような動作 髪を結ぶような動きを制限するのと、夜間痛が特徴

肩甲骨の上部棘上筋などの腱が石灰化している石灰沈着腱炎も激しい痛みで症状が似ています。

 

最近多いのが腱板炎や腱板断裂でスポーツをする人に多いです。

 

 

痛いときに悪い場所を見つける良く使われる肩の検査法

 

スピードテスト

1、痛みのある腕を伸ばします。

2、検査する人は、伸ばした腕の結節間溝部と手首を上から押さえます。

3、患者はこれに抵抗して腕を上にあげます。その時に結節間溝部に痛みが

でれば、上腕二頭筋炎を疑います。

 

ペインフルアークサイン

1、痛みのある人の背後にたつ

2、片手で肩を、もう一方の手で、手首付近を持つ

3、肩を他動的に外側にあげていきます。

この時に60度から120度のあたりで痛みがでて、それ以外で痛みがない場合は

腱板炎、腱板の不全断裂を疑います。

 

ドロップアームサイン

1、患者の肩を90度外側にする。検査する人は腕を支える。

2、支えている手をはなし、腕をゆっくりおろしてもらう

3、腕をゆっくりおろせず、落下してしまう。

腱板断裂を疑います。

 

五十肩は筋肉の問題でよく起こる。

痛みの原因の筋肉を見つけて予防

 

自分で肩こりを見つけて治す場合は、痛みを起こしている原因の筋肉を見つける。

肩は屈曲、伸展、内転、外転、内旋、外旋の六方向に運動が可能です。

六方向に動かすことで、どの筋肉が悪いのか判断することができるので、

悪い筋肉を見つけて自分でマッサージをすることができます。

 

それ以外にも、肩甲骨の動きに関係する筋肉も、肩こりに関係しています。

ローテータカフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)によって肩関節は守られている。

ローテータカフは肩甲骨を包むように付着している。

肩甲骨を挙上、引き下げ、外転、内転、上方回旋、下方回旋の動きをさせる為に必要。

 

棘上筋  上腕の外転 ローテータカフの中で一番損傷しやすいといわれている。

棘下筋  上腕の外旋 腕を外側に振る動き。

小円筋  上腕の外旋 腕を外側に振る動きで最も動く

肩甲下筋 上腕の内旋 肩甲骨の前面についていて肩関節の安定にとても重要。

 

肩こりに効くツボ

 

今回紹介するのは肩甲骨周辺にあるツボです。

肩周辺の痛みがあったり、腕が上がりにくい時に効果があります。

一つのツボを押す回数は2~3回が基本で押す強さは、気持ちいい強さで強ければいいというのは間違い

力任せに押すと、筋肉が緊張していしまい本来の効果が得られうえに、筋肉を傷めて炎症などがおこって

症状が悪化する場合もあります。

押すだけでなく、手のひらでさすったり、ドライヤーなどで温めるのも血行が促進して身体に良い効果が得られます。

 

 

肩外兪 上背部、第一胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸にとる。

主治(肩の背部痛、肩関節周囲炎、肩こりなど)

肩中兪 上背部、第7頸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方2寸にとる。

主治(咳嗽、肩こり、寝違いなど)

肩井  後頸部、第7頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線上の中点。

主治(項頚部痛、肩こり、めまい)

肩の痛みは原因を探り予防することでケガや故障を抑えることが大事です。

福良

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